『北欧に学ぶ小さなフェミニストの本』浦和第一女子読書会

2018年9月22日YAA! カフェとして、『読みたい心に火をつけろ!』(岩波ジュニア新書)の木下通子さんが司書をしている埼玉県の浦和第一女子さんで、『北欧に学ぶ小さなフェミニストの本』の読書会が開かれました。

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この本のよさに気づいてくださったYAA! の皆さんが、木下通子さんにお話を持っていってくださったようです。 (木下通子さんについての記事) https://mainichi.jp/articles/20170706/ddm/008/070/103000c https://mainichi.jp/articles/20180217/ddl/k11/040/146000c https://www.youtube.com/watch?v=yLonkRusAAs dokusyokai2 dokusyokai dokusyokai3 dokusyokai4 dokusyokai5 dokusyokai6 読書会にはYAA! に属する司書の方達、浦和第一女子高校の生徒の皆さん、前回のイベントにも参加されていた自由の森学園の生徒さん、YAA! に参加したことのある女子高生の方、新聞社の記者の方、『読みたい心に火をつけろ!』や私の大好きな『しあわせに働ける社会へ』などの編集をされていて女性学を大学で学んだ編集者の方、浦和第一女子の父兄の方、他の図書館司書の方達などが参加をされていました。中には木下先生に注目をされていて、遠方からはるばるいらしていた司書の方もいらっしゃいました。 siawasenihatarakerudaremoboku 会では ・男女混合名簿について ・自分の子どもを男女分け隔てなく育てようとしても、男だから、女だからという社会の圧力から子どもを守りきれないこと ・女の子も経済力を持つようにと娘に言っても、娘がそれに反発することもあること ・『自分で考えよう』と本作とのつながり jibun ・子ども達が自分達で議論し、話すことで考えを深める北欧の子ども達について ・本の中でもう少し教育現場の具体的な例が出てくればよかったのではないかということ ☆教育現場の具体的な例は、同じ作者の『フェミニズムは現在進行中』に出てきます。日本の事例を加筆したものを出版をしてくださる版元様、ぜひご連絡ください。

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試訳 ・学校教育の現場では比較的男女平等。子ども達に今この本を手渡す必要があるのか。どう伝えたらいいか? ・公務員も比較的男女平等。本を手渡す自分自身が女であることによるハンデを感じたことがあまりないこと (→枇谷私見 私の通っていた女子高校も企業で働いたことのない先生がほとんどで、女性の職場差別について肌身で経験したことがある人は少なかったように思えます。偏差値教育偏重の女子校出の私は、大人になった今ではそういった世間のしがらみを隠すのではなく、実際の体験談をあらかじめ知ることができ、どうしたらいいか考えられたら、もう少し大人になった時にショックを受けず、対応できたのではないか、と後悔しています。難関女子高校の先生方は勉強ができて、自主自立を目指す女の子を尊んでくださいますが、企業や世間、男性は必ずしも価値をおき、評価してはくれません。有名大学進学率を上げることで生徒が集まる面もあるでしょうから、学校からするとこれは不都合な真実でしょう。それなのに、この本を受け入れてくれた浦和第一女子高校の皆さんの度量の大きさに敬意を表します。 先生達自身が社会との接点を多く持ち、それを子ども達に伝え、また北欧で作家による学校訪問が盛んに行われているように(国から補助金が出ます)外部の人達も積極的に受け入れる学校づくりをしている学校が増えれば、私のように「勉強なんてしなければよかった」「勉強しても社会で評価されるとは限らない」などと今勉強の最中の高校生の前で宣う人間を輩出せずに済むのではないでしょうか。 参考:将来に希望を持てない若者が約4割! 日本のキャリア教育の役割とは? また金銭教育、お金を稼ぐことを学校教育で教えることの大切さを切に感じました。 (参考:現在校正中。ノルウェーの金銭教育の本) hvaer 有名難関大学に進学するよう一様に子ども達に指導することが本当に子どもにとってよいことなのか、人間の生き方は実際には多様であり、子ども達にも多様な選択をとる自由を保証するべきではないか、生きるとは何か、働くとは何か、もっと子どもとともに考え、何のために大学に行くのか、今の時代に女子校がいまだに存在すること(デンマーク人の方からデンマークには女子校はもうすでにない。法律で禁止されていると聞いたのですが、他の北欧諸国でもそうか調べきれていません)、偏差値教育を続けることがジェンダー的に公正なのか、日本経済の発展に役立つのか、人々の幸福度の向上という観点ではどうなのかなども、学校だけでなく社会で議論をするべきことに思えました。学校と社会は合わせ鏡です。 先生方や親御さんにも学歴差別を自分達がしていないか、学歴で人間を判断するような偏った思想を子ども達に知らず知らずのうちに植え付けていないかぜひ振り返ってみてほしいというのが生意気かもしれませんが、私の切なる願いです。「~高校のレベルは、偏差値は」といった話を子ども達にしていませんか? そんな話ばかり聞かせられた子どもは学歴差別に加担する人間になりませんか? 平等って何でしょう? 公正って何でしょうか?)。 kodomosyakai 学歴差別はあるのか?新卒採用における現状と対策 高学歴で貧困は本当か。日本のポスドク問題とは何か 男女の賃金格差 kougakurekijyosi njyo koru guruntovi hoejskole 参考: https://twitter.com/mitsui_publish/status/1044111180548231168 https://twitter.com/mitsui_publish/status/1044120358415208449   minnnanokyouiku   学歴差別をされて嫌な思いをしている人達の存在を知ったのは、ウーマンラッシュアワーの村本さんのお話をAbema TVで聴いてからでした。それを知って自分は何て傲慢な人間だったんだろうと思い知らされました。そして実際、高校生の時、進学校に入れた自分は頭がいいんだ、レールから外れずこのまま真面目に頑張ればエリートになれるかもしれない、と奢っていた自分が嘘のように、今の私は社会で大した活躍はできていません。 今私が訳しているデンマークの幸福研究の本も早く皆さんに読んでほしいです。 hyugge lykkenunder 参考:デンマーク自分らしい学びかた、働きかた、生きかたを考えるHappiness(ハピネス)&Hygge(ヒュゲ)の旅 (注:幸福研究の作者がツアーでお話をするだけでツアーと私は無関係です。)   ・『このTシャツは児童労働に作られました。』のような本に高校生個人が興味があっても、タイトル、表紙デザインなど諸々の理由から、実際に高校生がなかなか手にとらないのではないか? konotsyatu ・学校教育にどの程度子ども達の意志が反映されているか? ・今回の本はどうしたらもっと高校生に届くのか? 表紙デザイン、タイトル、イラストと文字の割合、コンセプトの打ち出し方、フィクションとノンフィクションどちらが伝わりやすいか、それぞれの効果などについて高校生に案をだしてもらいました。 →題名にフェミニズムと突然くると身構えてしまうなどの意見も。 nihonnoyabai1 『日本のヤバい女の子』 (好例として高校生が例にあげてくれた作品)   『ヒトラーとくらした少年』 hitora blackbox kimino ・司書さんによる本紹介 sekaiwokaetadokusyo

・浦和第一女子さんの模擬選挙のこと

参考:社会科における主権者教育(浦和一女さんも登場します)

(最後高校生の皆さんが感想を発表してくださいました)

・生徒会活動を通して変えたいと思ったことがあっても、なかなか変えられないという経験をしたことがある。1人1人が変えよう、変えられるんだという意識を持つことが大切なのではないか?

・ネットニュースなどで自分の好きな情報だけを見られることが、投票率の低さにつながるのでは?

・情報を選ぶことの大切さ。

・考えていなかったようなことを知れて刺激を受けた。

途中高校生の方から翻訳の仕事について質問されましたが、私は自信をもって翻訳家を目指してくださいと言えませんでした。

翻訳は主婦の小遣い稼ぎ? 北欧語翻訳者が #フリーランスが保活に思うこと イベントに参加して

大学教育は生き延びられるのか? – 内田樹の研究室

 

私も就職活動の時、大人(主に女性)にその方達がついている職業につくにはどうしたらいいか、と質問した経験がありますが、その答えは意気揚々としたものではありませんでした。子ども達に自信を持って、自分が今ついている職業をすすめられるような社会をつくるためにこれからも発信を続けます。そうでないと、エッバのおばあちゃんのように、私は私にできることをした、今度はあんた達の思うようにやってみなさいと胸をはってバトンを渡すことはできない。今の自分をとても情けなく思っています。

参考:

第78回ノルウェーについて学ぶサロン

「人に優しいノルウェーの働き方」
~裁判官マーリットさんに聞く~

日本男女の収入格差ハンパない!! 正社員でも差額は平均●万円!

スウェーデン、男女平等どう実現?=大使館、税制から探る討論会

北欧語翻訳者リスト

菱木晃子さんHP

大学4年生の時、大阪外大の友人達と就職の話をしていて、大人は幸せそうに見えない、自分達は就職して幸せになれるのか、不安だ、やっていけるのだろうか、と話していたところ、同じ大学で聴講生としてデンマーク語を学んでいた元社長さんだったおじさんが、「皆できているんだ。大丈夫。玲子ちゃん達にだってきっとできるよ。怖がる必要なんてない」と言ってくれたのを覚えています。私も子ども達にそう言える大人になれたらどんなにいいかと思います。

YAA! の皆さん、木下先生、高校生の皆さん、司書の方々、参加者の皆さま、本当にありがとうございました。

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『北欧に学ぶ小さなフェミニストの本』ワークショップ in 飯能市立図書館 #私達は女性差別に怒っていい

飯能市立図書館さんで『北欧に学ぶ小さなフェミニストの本』ワークショップを行いました。YAA!(ヤングアダルト&アート・ブックス研究会)の皆さんや飯能市立図書館の皆さんをはじめ参加者と交流することができました。

https://twitter.com/trylleringen/status/1025957453928718338

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かねてから自分が訳した本が読者に届いているのか実感が持てず、フラストレーションが溜まっていました。子どもの読者はインターネットなどに書評を書き込むことは少ないですし。ですのでこのような機会をくださった皆さんに感謝いたします。
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私がデンマークをはじめ北欧に興味を持ったのは高校生の時、徳間書店から出ている『マリアからの手紙』を読んだことがきっかけです。デンマークにも教師が政治の話をしただけで、政治観を児童に押しつけていると父兄から苦情が上がる時代があったことがこの本を読むと分かります。大人に本音で話してほしい、守られてばかりでなく自分で考え、強くなりたいと願う主人公。この本に感動した私は高校の図書館司書さんに相談し、翻訳者さんに手紙を書いて徳間書店に送りました。その手紙を翻訳家さんに転送してくれたのが編集者の上村令さん。最近では『母が作ってくれたすごろく』という素晴らしい作品を編集されています。

その頃の私はどうせ女の人は結婚したらパートや主婦になるのに、どうして大人はそのことに触れずただ勉強しろって言うんだろう、とか、どうしてスカートを短くしちゃいけないと先生は言うのに、理由を説明しなかったり、私達生徒が痴漢にあっているのを薄々感じながら見て見ぬふりをしたりするんだろう、とモヤモヤしていました。

『マリアからの手紙』を読んで、自分も主人公のマリアと一緒に自分の力で考え、行動し、意見を言える自由で強い子になれたような感覚を覚え、すかっとし、励まされました。この本の作者はフェミニストでした。私が抱くフェミニストのイメージは、自分の頭で考え、意見を言葉にし、行動できる人、性別や人種にかかわらず公正に物事を考えられる格好いい人です。

参考:#東京医大 女子受験生を一律減点…合格者数抑制医師国家試験合格状況女性医師の年次推移 #私達は女性差別に怒っていい
子どもの自己肯定感国際比較

『北欧に学ぶ小さなフェミニストの本』でも10歳のスウェーデン人の少女が不平等に気づくところが描かれています。
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その後、グループに分かれ、参加者の皆さんに男女の不平等に気づいたことがあるか話し合ってもらいました。
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話し合いでは、クラス名簿が男女別、しかも男子が先に呼ばれる学校がいまだにあることや、昔は家庭科は女子、男子は技術と別々の授業だったこと、家庭科が男女共通になって大分意識が変わったこと、女の子だから短大でいいんじゃないの、どうせ結婚するんだし、と先生に進路指導の時言われたなどの意見が出ました。また高校生も参加してくれていて、男らしさ、女らしさについて言及していたのが印象的でした。男女差別がなくなってフェミニズムとかいうのが最終的になくなればいいといった発言もありました。

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作者は『フェミニズムは現在進行中』という別の本で、こんな例を挙げています。
・学校で私がサッカーをしていて、絶好のチャンスでシュートをミスしてしまい、男の子達から「下手っぴ!」と言われてしまいました。なのに同じミスをした男の子には「ドンマイ」って言うの! 男の子達は女子は男子より劣っているから、一緒にゲームしたくないのでしょう。それに先生からの扱いも、男子と女子では違っているようにエッラは感じています。​

・インターネットのAsk.fm(Q&Aサイト)で友だちのアカウントを見ると、普段面と向かって話すのとは違った,意地悪で乱暴な言葉を書き込んでいる子がいることに気付きました。そしてブスだとかバカだとか言われるのは主に女の子でした。​

私自身が男女の不平等を感じるのは働いても働いてもなかなか賃金が上がらない時です。
参考:月収12万円で働く39歳男性司書の矜持と貧苦

日本は圧倒的な男性中心社会です。
参考:国会議員の女性の割合

https://twitter.com/specialcat0/status/1012007386494586880
各国の女性の年齢階級別労働力率

主人公のエッバは子どもや女の人も大事なことの決定に加われば世界はうんと面白くなると考えました。

14、15ページでエッバはさっきの新聞の写真を、いとこのヨリンダに送りました。ヨリンダはエッバより少し年上で、すっごく頭がいい女の子です。エッバはヨリンダにだったら、何でも話せます。​
「世の中で大事なことを決めるのは、何でおじさんばかりなの?」​
「ずっとそうだったからよ。わたしたちが変えないかぎり、変わらないの」
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次にグループでフェミニズムって一体何か話し合ってもらいました。

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発表してもらった後、本の中でフェミニズムについて何と説明されているか伝えました。本では「男女平等を目指し、女性の権利を​求める思想。​男性と女性が経済的、社会的、政治的に平等になるよう求める運動のこと」と描かれていました。

その後、エッバはクラスメートや近所の女の子や男の子と、フェミ・クラブを結成。日常感じる不平等について話し合います。​​


☆なぜ皆がフェミニストを名乗らないのでしょう?


・フェミニストというのは男嫌いで、女が全てを決める社会を望む人達と勘違いしている人がいるから。​
・辛抱強く耐えていれば、そのうち変わるでしょ、と思っている人もいるから。​
・フェミニストは社会不適合者で、不満を持つのは自分達が悪いからだと言う人もいる。​


→もしもあなたが男か女かは関係なく、皆が平等な権利だけでなく、責任、平等な機会を得られる社会を望むなら、あなたはフェミニスト。

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次にフェミ・クラブのメンバーたちは、最初のグループディスカッションの発表で男子高校生が触れていたように、男らしさ、女らしさについて話し合います。

「女の子は、傷つきやすくて、か弱いと思われる。おしゃれや男の子にしか興味がないとも」

「男はサッカーや乗り物の運転が上手なものと思われている。どんな時も強く、たくましくなきゃならないとも」​
主人公のエッバにおばあちゃんはスウェーデンの女性が男女平等を手に入れられたのは、昔の女の​人たちが、権利を勝ち取ってきたからだと言います。​

エッバは元フェミニストのおばあちゃんのナビゲートで、メアリー・ウストンクラフト(25,26,31,31ページ)をはじめ、ヨーロッパの女性史を学びます。

女性史を語る上で欠かせないトピックは女性選挙権の獲得です。

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スウェーデンの女性が選挙権を得たのは1921年でした。

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女性選挙権が世界で初めて認められたのはニュージーランド。ヨーロッパで一番早かったのはフィンランド。​
日本婦人参政権は第二次大戦後の1945年12月の改正選挙法で実現し、満20歳以上の男女による平等な選挙制度となりました。

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その後グループで選挙権はなぜ大事なのか話し合ってもらいました。

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発表が終わると、本の中でどう描かれていたか紹介しました。

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英国のサフラジェットは1912年と13年の間に数百もの放火、爆破事件を起こしました。メンバーの1人エミリー・ワイルディング・デイヴィソンは抵抗の意志を示すため、ジョージ5世の馬に飛び出した際、馬に踏みつけられ、数日後に亡くなりました。警官はサフラジェット達を容赦なく警棒で叩き、牢屋に入れました。サフラジェット達がハンガーストライキすると、警察は医者を呼び、無理矢理食べものを流し込みました。これにより肺炎になったり、命にかかわる病気にかかる人もいました。

そして第一次世界大戦がはじまると、サフラジェット達は活動を休止。その多くは救助隊に志願。男性が戦場に行っている間、女性達は男達の代わりに働きました。戦争が終わると、女性なしでは社会が回らないと気付いた政治家達は女性選挙権を認めざるを得なくなりました。1918年、30才以上の女性が選挙権を得ました。さらに10年後、21才以上の女性にまで女性選挙権が拡大しました。

こんな風に英国のサフラジェットは暴力を用いることも辞しませんでしたが、スウェーデンの女性解放運動では、力はほとんど見られませんでした。1903年女性の投票権を求める団体が作られ、議論をしたり、ビラを配ったり、演説をしたりすることで選挙権を得たのです。実現までには35年もかかりました(48,49ページ)。​

日本では若い人は政治活動にほとんど参加しないようです。私が訳した『このTシャツは児童労働で作られました』ではH&MのTシャツをつくるのに児童労働が行われていることを知ったノルウェーの若者が、工場に忍び込み、火をつけてしまい、火はすぐに消し止められたものの1年間の奉仕活動をしなくてはならなくなったと描かれています。

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また初めて翻訳した『ウッラの小さな抵抗』ではドイツに占領された第二次世界対戦中のデンマークの人たちが占領軍に反対し、破壊工作を行っていたことが描かれています。
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最近金原先生の訳で『ナチスに挑戦した少年たち』という作品も出されています。

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北欧の子どもも大人も権力に服従しないというマインドを持っているのでしょうか。

作者のサッサさんは『10歳からの民主主義レッスン』の中で非暴力非服従を説いたガンジーのことや(30ページ)、スウェーデンのヴェーグネル(38ページ)のことを書いています。

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参加者に意見をうかがったところ、デモに参加するなど生徒の政治活動を禁止する理由はないという考えの高校もあることが分かりましたが、私がいた高校では生徒がデモをするなど考えられませんでした。

学校に政党が来るとお話したところ、どんな風に政治的中立を保つのかという質問が出ました。そのことに詳しいのは両角達平さんという方です。

研究会の方が私と鈴木先生のイベントや、ミツイパブリッシングさんのイベントで聞いたことをまとめてくださっていました。ワークショップでは後者について発表してくださいました!

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この後子どもの発信を大人がどれぐらい助けているか、参加者の方に意見をうかがいました。

(参考)
日本の子どもはネットでコンテンツの消費はするけれど、発信はほとんどしない
政治集会やメディア・ネットの意見表明など日本の若者は政治活動にほとんど参加せず関心もない
若者の声を政治に届けるには、子ども郵便箱を設置 ノルウェーの取り組み
日本でも高校生教育アイデアソン
子どもの本総選挙
N高校作家・冲方丁がN予備校&ニコ生で小説創作授業
政治的発言をすると干される芸能人
子どもとプライバシー、ネットパトロール
正しく怖がるインターネット
「高等学校等における政治的教養の教育と高等学校等の生徒による政治的活動等について(通知)」に関するQ&A(生徒指導関係)
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著者のサッサさんは1953年生まれ。スウェーデン芸術家協会会員。スウェーデン作家協会会員。1975年以降、スウェーデン各地で作品の個展を開催。絵本を中心に数多くの作品を発表。『10歳からの民主主義レッスン―スウェーデンの少女と学ぶ差別、貧困、戦争のない世界の原理』によってスウェーデン図書館協会から2002年度カール・フォン・リネー賞を受賞。​

サッサさんは学校や図書館などで、民主主義についての子ども向けのワークショップを開いてきました。サッサさんはこう言います。「子ども時代は、大人になるためのただの準備期間ではない。子ども時代は、人生の一部です。私達は子ども達を社会の一員として受け入れるべきです」子どもを議論に引き入れることで、世の中がよくなるのではないかとサッサさんは考えます。

『10歳からの民主主義でレッスン』でサッサさんはこう言います。「この本を書くことになったきっかけは、子どもの発言の場があまりにも少なすぎると思ったからです。子どもは賢い存在です。わたしたち大人は、子どもの声にもっと耳を傾けなければなりません。今こそ、子どもも選挙権を持ってよい時代ではないでしょうか。​子どもは問題に対して大人が考えつかないような解決策を見つけることができるので子どもにとってよい社会とは、大人も含めたすべての人にとって、よい社会なのです。」

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作品の中では「人の見た目のことじゃなく、中身について話すようにしよう」、「まわりの期待に応えることばかり、考えちゃいけない。他人からどう思われるのかばかり、気にしない。ありのままでいよう。自分の気持ちに正直になろうよ。そして、したい格好をしよう。それにほかの人も、自由にさせてあげるんだ」​と描かれています(84~89ページ)。
最近ではこんなことも話題になっています。

ブルゾンちえみの「ブスいじり」に視聴者ゲンナリ もうやめたら?​

またCHAIさんやあいみょんさんのような新しい価値観を持つアーティストも出てています。

以前私もノルウェー人の人に「私太ってるから」と言ったら、「女性は妊娠したとき胎児を守れるように脂肪がつきやすくなってる。なんでそんなことばかり日本の人は言うの?」って言われてはっとさせられたことがあります。英国人の男性も私の太ってるトークには一切のってきませんでした。笑わないことで会話を打ち切ることができるのです。

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最後にワークショップで、様々な家族の絵本を見ていただき、グループでどんな風に男女の役割が描かれているか発表していただきました。
話をして思ったのが参加していた司書さんも高校生も私が想像していたよりも前衛的な考え方の持ち主であること、自分で考える力を持っていることでした。

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また男だから、女だからという偏見もあまりなく、これならLGBTQのこと、また性教育、男女の恋愛についてなどについて話しても全然高校生も理解してくれたのではないかと思いました(勝手に私が遠慮してそこは話せなかった)。

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また途中ご紹介したWith youさいたまの「ジェンダーから見た日本女性の歴史」(明石書店)をもとにしたジェンダーパネルに興味を持ってくれる司書さんもいて嬉しかったです。パネルは無料で借りられるようです。

https://twitter.com/trylleringen/status/1016526274078994432

私は向こうの学校に通っていたわけではないので、学校制度について詳しく話せないのがネックです。鈴木賢志先生などのお力を借りられるとより日本の学校に役立つ提案ができそうです。

また思いの他、北欧の学校制度への関心が高く、もっと深い入り組んだ内容の本でも、日本の学校関係者、児童書関係者は興味を持って受け止めてくれるのではないかと思いました。できれば教授法の本なども今後訳したいです。

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https://twitter.com/trylleringen/status/1022453603351506944
https://twitter.com/trylleringen/status/1026838891142119425

https://twitter.com/trylleringen/status/1026840403604004864

https://twitter.com/trylleringen/status/996536913002561536

https://twitter.com/trylleringen/status/996538282182787072

 

https://twitter.com/trylleringen/status/996533437698686976

https://twitter.com/trylleringen/status/996534875812343808

 

https://twitter.com/trylleringen/status/1006310980043735040

https://twitter.com/trylleringen/status/1023119048232525826

北欧の図書館制度についても、もっと知りたいです。

https://twitter.com/trylleringen/status/996544276732366849

https://note.mu/reikohidani/n/n5411fcbc0e03

FireShot Capture 588 - ノルウェー人日本文学翻訳家マグネ・トリングさんインタビュー|_ - https___note.mu_reikohidani_n_n5411fcbc0e03———————————————————-

またこの本は哲学と絡めて授業展開もできる本です。

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議論の中で出てきた疑問への対処例
https://note.mu/reikohidani/n/n75ff18e544ab

神楽坂モノガタリ『世界を変えた50人の女性科学者たち』『北欧に学ぶ小さなフェミニストの本』イベント

 

8/4(土)神楽坂モノガタリさんにて、野中モモさんと創元社の編集者さんとイベントをしました。 ひるねこBOOKSさんといい、CHIENOWA BOOK STOREさんといい、Readin’ Writin’さんといい、鈴木先生といい、くまざわ書店ペリエ千葉本店の磯前さんといい、この作品を世に届ける手助けを男性もしてくださることに驚かされ、また感謝しています。この本の普及活動については、男女の分断という言葉は無縁に思えます。 私は野中モモさんの訳された『バッド・フェミニスト』のファンで、そこから野中モモさんの翻訳作品、著作活動に注目してきました。 久禮さんもハフポストの記事『スリップの技法』を拝読したことがあり、まさかお声がけいただけるとは思っていなかったので、光栄でした。 準備や告知などしてくださり、ありがとうございました。 野中さんとはFIKAさんでの対談で一度直接お会いしていましたし、創元社の編集者さんともメールのやりとりなどしていたのもあり、当日の会では、本やフェミニズムのアイディアを届けたいという思いを互いに理解し合った上で、連携プレイで発表、対談ができたような気がします。 久禮さんも男性目線での思いを語ってくださいましたし、本の話題になるとさっと書影を出してくださったりと本への愛溢れる会になりました。 私達が登壇する前に会場で『バッド・フェミニスト』についてのTEDトークを流していただきました。       

野中モモさんが『世界を変えた50人の女性科学者たち』のポストカードや、よわね問題、翻訳の女言葉多用問題について考えるのに有益なビョークの言葉を翻訳した資料も用意してくださり来場者に配布できるよう用意してくれました。

対談では、まず『世界を変えた50人の女性科学者たち』について野中モモさんと編集者さんからお話があり、途中ちょこちょこ私も感想を伝えました。アメリカではSTEM教育、特にジェンダー平等に力を入れた取り組みが盛んなのだそうです(野中モモさんの発言は不正確だといけないので、ここでは概要だけにとどめます)。

私は『北欧式眠くならない数学の本』を例に、児童書のイラストで物理学者も生物学者も女の人が多く描かれていることや、

『世界を変えた50人の女性科学者たち』にも出てくるマイ・ブリット・モーサーがノルウェーでも科学の世界は男性優位であると述べていたこと、(下の画像は夫婦の研究について書いたポピュラー・サイエンス本。どうか重訳しないでね 汗)

『脳はスーパースター』(邦訳予定あり)の脳科学者が

OECDの学力調査などで理系科目の得点の男女格差を強調することで、女の子が自信を失うことや、女の子は数学ができないと聞かされた女子の数学の得点が下がったという実験の結果や、女性は方向音痴という言説は正しいのかという話をしました。創元社さんは関連本『地図の進化論』に書いてあった内容を紹介してくださいました。女性は愚鈍であるかのような迷信をなくすために科学研究を用いることができます。

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野中モモさんはZINEの活動も積極的にされていますが、若い人たちの発信を助けることに私も関心を持っています。最近のノルウェーでは大学生が科学、医学の本を出していて、ベストセラーになっていたり、学生の研究にスポットを当てるサイトもたくさん出てきています。

https://twitter.com/trylleringen/status/984212440865849344

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その後私から『北欧に学ぶ小さなフェミニストの本』の作者がどんな人か、や作品についてご紹介しました。

https://1drv.ms/p/s!AgCCjjXNMWkXhG2TsS0nYEuHVeN9

野中さんが94ページに出てくるファッション・ブランドのポスターを破るというような違法アクションについて日本では反発が強いのではないかとおっしゃっていたのが印象的でした。

『世界を変えた50人の女性科学者たち』でもルールが不公平なのだから、ルールを破ることを怖れるなという教えが繰り返し出てきて、それを遵法意識の強い日本で理解してもらうにはどうすればいいか頭を悩ませているそうです。

モモさんは『北欧に学ぶ小さなフェミニストの本』で権力とは何かが説明されていることに関心されていて、そこがこの違法アクションの問題ともつながっていくのではないかと思いました。野中さんはやっぱり鋭い。

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その後、久禮さんの選書についてお話くださいました。(やらされる労働を、どう自分の仕事に作り変えていくか、子どもと一緒に、大人だって何度でも学び直せるんじゃないか、よりよく生きられる環境を自分で作り出すには?、仕事と暮らしを自分ごととして引受け、自分の機嫌を自分でとって、家族や隣人と向き合えるようになるには?)
https://twitter.com/kagurazakamono/status/1024166503430508549

https://twitter.com/kagurazakamono/status/1024163331328765952

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https://twitter.com/trylleringen/status/1025791139301928960

その際、モモさんが Maker Faire Tokyo 2018について教えてくださいました。

またモモさんから『退屈をぶっとばせ!』や『ヒロインズ』のリコメンドも。
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野中さんから英語圏のフェミニズムの本をたくさん紹介していただきました。(野中さんの訳で絶対出してほしいので、タイトルはここでは言及しません)

私も1冊紹介しました(重訳しないでね)。

https://twitter.com/trylleringen/status/1023410475109732352

イベントには、大学生の方や、北欧に留学予定の方、編集者さんなどがいらっしゃいました。

https://twitter.com/trylleringen/status/1025881105239433219

最後質問のところで北欧の土木業従事者に占める女性の割合や労働環境について質問がありましたが、『あるノルウェーの大工の日記』のことを思い出しながら答えようとしましたが、答えることができませんでした。

https://twitter.com/trylleringen/status/1025890905926955008

後で調べたところ、こんなことが分かりました(デンマークの例です)。

https://www.tv2fyn.dk/artikel/dansk-byggeri-vi-vil-have-flere-kvinder

デンマークの建築・建設・土木業界で働く人、10人のうち女性は1人という割合だそうです(土木だけに限った調査は見あたりませんでした)。女性の割合は20年間、ずっと変わっていないそうです。建築・建設・土木女性会議では今後10年で女性の割合を倍増させるため、学生にこの業界の魅力を伝えるなど活動をしているそうです。

https://www.danskbyggeri.dk/presse-politik/nyheder/2018/kun-faa-bygge-og-anlaegsvirksomheder-overvejer-at-ansaette-kvinder/

https://bupl.dk/artikel/kvindebrancher-haardt-ramt-knokler-mere-end-maend/
ただ肉体的に負荷の大きい仕事についている女性(建築業界だけでなく掃除のしごとなども含む)は、肉体的に辛くなってくる60歳近い人が20代の人と同じ仕事をしていたりといったことがよく見られ、年齢に応じた肉体の変化、健康に十分に配慮しきれていないと労働環境研究国立センター(NFA)の教授Andreas Holtermannが警鐘を鳴らしています。また男性が多い業界では、女性も肉体的な負荷が大きい仕事を男性並みにこなすよう期待される傾向があるようです。

http://nfa.dk/da/nyt/nyheder/2018/danmark-kan-laere-af-sveriges-tilgang-til-sikkerhed-for-toemrerlaerlinge
建築現場での事故を減らすための取り組みについてはデンマークよりスウェーデンの方が進んでいるよう。デンマークでもスウェーデンの例に倣って、企業と学校が連携して安全な労働環境の確保に取り組もうという動きもあるようです。

https://finans.dk/artikel/ECE4224545/Kvinder-bliver-ikke-v%C3%A6rdsat-i-bygge-fagene/?ctxref=ext

質問者さんのお仕事とは違うかもしれませんが、デンマークでも、女性の大工さんが、評価されにくいことが問題視されているようです。

肉体労働が女性の体にどんな影響を与えるのか、病気や死亡リスクが上がるのではないか、それを防ぐにはどうしたらいいかといった研究もされているようです。女性労働と健康について今後さらに勉強していきたいです。

男女は身体的に異なるわけで、女性が男性と同じように働くことが男女平等なのか、についても引き続き考えていきたいです。野中モモさんの訳で出るというWomen in sportsにもひょっとしたらつながるテーマかもしれないので、本が出たら必ず読みたいです。

WOMENINSPORTS

女性が働く中で直面する困難にどう立ち向かえばいいか描かれた本も訳したいです(原語から訳したいのでどうか重訳しないでね)。

vardagsfeminism tabetalt

創元社さんから出る『女性の権利宣言』も出版が楽しみです。

女性の権利宣言_帯A

会ではパリテのパンフレット

も置いてもらいました。

ちゃぶ台返し女子アクションさん
のことや野中さんのZINEの活動 http://lilmag.org/  

Feminism for everubodyにも少し触れました。

 

今回のイベントは私なりのパリテカフェだと思っています。この人ができるなら、私だってできそう、誰だって発信者になれるんだ、私だったらこう発信する、表現するのにって、私を見て思ってくれる人がいいな、と思います。無名な私に手を貸してくださった神楽坂モノガタリの久禮さんをはじめとする皆さんに感謝します。

心のこりなのは、当初予定していたフリーランスの仕事についてや、男性の生きづらさなどについてあまり話せなかったことです。今後、神楽坂モノガタリさんでも継続してこれらのテーマについて扱っていくそうなので、イベント拝聴にうかがいたいです。

この度は本当にありがとうございました。
8月25日により少人数で女性団体の方と読書会をしますので、お話できたら嬉しいです。

2018年7月28日Readin’ Writin’ BOOK STORE『北欧に学ぶ小さなフェミニストの本』読書会&ちゃぶ台返し!

わたしはわたし、ぼくはぼく、自分らしく生きるってどういうこと?
『北欧に学ぶ小さなフェミニストの本』 読書会&ちゃぶ台返し!
翻訳者・枇谷玲子÷ちゃぶ台返し女子アクション・もりこ

『北欧に学ぶ小さなフェミニストの本』(サッサ・ブーレグレーン著・枇谷玲子訳、岩崎書店)の読書会を、Readin’ Writin’ BOOK STOREで7月28日(土)に開催します。

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頑張っているのに報われない。
なんだかモヤモヤしている。
幸せを感じられない。
もしかしたらそれは、世の中のことを「スーツ姿のおじさんたち」が決めているからかもしれません。

ジェンダーギャップ指数をご存知ですか?
社会進出における男女格差を示す指標です。
2017年、スウェーデンのジェンダーギャップ指数は144か国中、5位。
男女平等の先進国です。
一方、日本は114位で、とっても男女不平等!
男女格差が当たり前すぎて、気がつかないだけなんです。
日本で生きているだけで、なんとなくしんどく感じるのは、このあたりに原因があるのかも。

本書は10歳のエッバの目を通して、スウェーデンをはじめ世界の女性たちがどのように自分たちの権利を獲得してきたのか、また他人に支配されずに自分らしく生きるにはどうしたらよいかが、優しい言葉で書かれています。

私たちは本書から学ぶことで、性別にかかわらず夢を叶え、好きな服を着て、世の中を変えることができるようになるでしょう。
自分たちにこれから何ができるか、みんなで一緒に考えてみませんか。
想いを分かち合ってみませんか。

また、読書会の最後には、みんなでちゃぶ台を返しましょう!

お申し込みはこちら。
http://readinwritin.net/2018/06/19/%E3%82%8F%E3%81%9F%E3%81%97%E3%81%AF%E3%82%8F%E3%81%9F%E3%81%97%E3%80%81%E3%81%BC%E3%81%8F%E3%81%AF%E3%81%BC%E3%81%8F%E3%80%81%E8%87%AA%E5%88%86%E3%82%89%E3%81%97%E3%81%8F%E7%94%9F%E3%81%8D%E3%82%8B/

もりこさんお薦め! Readin’ Writin’ BOOK STORE周辺情報

(浅草橋)

少し離れますが、浅草橋からスタートし、蔵前を通って、田原町のReadin’ Writin’ BOOK STOREまで歩くのも楽しそう♪

 

浅草橋には問屋街もあり玩具、文具、革製品、アクセサリーなど色々なお店があり、手芸好きな人にもたまらないそうです。

(蔵前)
おしゃれなカフェが一杯!

川沿いをのんびりお散歩♩蔵前のおしゃれカフェ18選

Daily’s Muffin

(田原町)

地図リンク

洋菓子レモンパイ

パン屋ペリカン *要予約

遠州屋

そば甲州屋

tizu

 

 

 

 

 

 

 

JISS研究講座 第206回 2018年7月5日(木)「北欧に学ぶ男女平等」

JISSのHPより抜粋

JISS研究講座 第206回 2018年7月5日(木)「北欧に学ぶ男女平等」

Print終了しました。告知文↓

「スウェーデンにおける著名な芸術家・作家であるサッサ・ブーレグレーン氏の近著である『北欧に学ぶ小さなフェミニストの本』を邦訳された枇谷玲子さんをお迎えして、北欧における男女平等や主権者意識について考えていきます。なお今回は、通例のような講演と聴講という形ではなく、所長の鈴木賢志が聞き手として内容に関する質問やコメント、話題提供をするととともに、参加者の皆様からも広くご意見をいただきながら、北欧と日本の違いや、日本が北欧から学べることについて考えていきます。」

● 講演者 枇谷玲子 氏 北欧語翻訳者
● 日時 2018年7月5日(木) 午後6時~8時(5時半開場)
● 場所 スウェーデン大使館1階ノーベルオーディトリウム
● 参加料 研究所会員は無料 一般 1,500円、学生 1,000円(当日受付にて)
● お申込みは、以下のフォームよりお願いいたします。

http://jissnet.com/archives/3392

 

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ひるねこBOOKS『北欧に学ぶ小さなフェミニストの本』刊行記念イベント

2018年6月8日に『北欧に学ぶ小さなフェミニストの本』の刊行記念トークイベントを行いました。

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https://www.facebook.com/events/209392903178043/

内容はこちらにまとめています。

https://note.mu/reikohidani/n/n847faf2a6f98

https://www.dropbox.com/s/x7bpiho74ysj8mz/%E3%81%B2%E3%82%8B%E3%81%AD%E3%81%93BOOKS%E3%81%95%E3%82%93%E3%80%8E%E5%8C%97%E6%AC%A7%E3%81%AB%E5%AD%A6%E3%81%B6%E5%B0%8F%E3%81%95%E3%81%AA%E3%83%95%E3%82%A7%E3%83%9F%E3%83%8B%E3%82%B9%E3%83%88%E3%81%AE%E6%9C%AC%E3%80%8F%E3%82%A4%E3%83%99%E3%83%B3%E3%83%88%20%287%29.pptx?dl=0

『絵本を通して見る北欧の子どもや暮らし』

2015年の6月に、新大阪で『絵本を通して見る北欧の子どもや暮らし』をテーマにデンマークの図書館司書、沢広あやさんと一緒にお話をしました。

 

http://hyggelig-news.com/2015/06/03/14539/

 

北欧の絵本や翻訳の仕事について講演をしたり、本が読みたくなるようなブックトークを子ども向けにしたりしたいと思っています。交通費等少しいただけるようであれば、私などでよければ、できるだけうかがいたいと思っています。お気軽にご連絡ください。