2024年もあと数日です。まだまだやらなくてはならない仕事もあるのですが、今年を振り返ってみたいと思います。
今年は3冊の訳書を出すことができました。
4月
『「恥をかくのが怖い」から解放される本 自己肯定感を高めて、自分らしく生きるレッスン』(イルセ・サン著、誠文堂新光社)
10月
『「愛とは何か」を科学する』(ローン・フランク著、誠文堂新光社)
12月
『ブリクセン/ディネセンについての小さな本』(スーネ・デ・スーザ・シュミット=マスン著、子ども時代)
今年は文学ラジオ空飛び猫たちさんたちにご協力いただき、PODCASTを通した、デンマーク文学の普及プロジェクトを行いました。また読書会も開いていただきました。文学への情熱を持った皆さんとご一緒できたことは、私の宝です。
https://note.com/cafecatwings/n/n040618acff9c
https://note.com/cafecatwings/n/ne1248765c32
https://note.com/cafecatwings/n/n7639134654a8
また10月に『ブリクセン/ディネセンについての小さな本』の著者が来日され、東海大学とヨーロッパ文芸フェスティバルで講演をされました。著者を日本に迎えるという夢を果たすことができ嬉しかったです。お力添えくださった皆様に感謝します。
勉強面では8月にスウェーデンの翻訳者セミナーに参加することができました。アレンジしてくださったヘレンハルメ美穂さんやスウェーデン文化庁の皆さんや一緒にスウェーデンで勉強してくださった翻訳者仲間たちに感謝します。
https://note.com/nordiclanguages/n/nc4d8b4276cf4(中村冬美さんによるレポート)
セミナーで出会った『猫の散歩道』の版権を買うこともできました。その後この絵本がNew York Timesの2024年の最優良絵本に選ばれたのは嬉しい偶然でした。
また今年はデンマークの芸術評議会がオンラインセミナーを複数回開いてくださり、デンマークの文学のトレンドを知ることができたのも嬉しかったです。
ゆるく活動継続中の北欧語翻訳者の会で会員が増えました。来年度の活動が楽しみです。
https://hokuougohonyakusya.wordpress.com/
反省点は翻訳や出版の仕事で一杯一杯で参加している本のフェアトレードの活動にあまり貢献できなかったことです。来年はもう少し参加できるとよいのですが。
また今年の末に行ったK-BOOKフェスティバルは衝撃的でした。K-BOOKをお手本に(お手本にするには立派すぎるイベントかもしれませんが)自分の進みたい道が少し見えた気がします。
来年は1件大きなイベントがもしかしたら開かれるかもしれず、そちらに貢献できたらどんなによいかと楽しみにしています。また1冊依頼で頼まれた本を訳していて、そちらの翻訳も頑張ります。他にも訳したい本がたまっているのですが、以前のようにどんどんレジュメを書いて持ち込むスタイルはやめて、1冊訳し終わったら持ち込んで、翻訳して、終わったら持ち込んでというスタイルで仕事をしていきたいと思います。
2024年は意図的にあまり本を多く読まないようにしてきたのですが(かつては仕事中毒で仕事のことを考えすぎてしまい子育てに意識が十分に向いていなかったので)、仕事と子育てのバランスが段々とれてきたので、2025年はセーブせずに自由に本をまた読んでいきたいと思います。
『ブリクセン/ディネセンについての小さな本』は引き続き販売努力を続けて参ります。ご注文をお待ちしております。
(書店向け)
https://www.bookcellar.jp/product/detail/1848845
(読者向け)
https://www.hanmoto.com/bd/isbn/9784991229312
プライベートでは小学校2年生の息子のサッカーの応援や放課後の遊びの見守りや習い事の送迎を主に行っていました。
高校2年生の娘はハンドボール部でとてもよく頑張っていて、自分の子どもとは思えない程、頼もしく感じる場面も多くありました。一方で思春期特有の悩みも多く、そのことについて親子で話す時間もありました。壁にぶつかった時に助けてくれたり思いやってくれたりするよいお友だちや学校の先生がいて、本当にありがたかったです。
子どもを通して知り合ったご家族との交流が多い賑やかな1年でした。
来年は高校2年生(来年3年生)の娘の進学のサポートに力を入れたいです。
今年もありがとうございました。来年もどうかご支援の程お願いします。