板橋区立美術館のしかけ絵本のワークショップに3日間参加してきました。
講師は『サンドイッチ いただきます』(ポプラ社)が2015年 IBBY障害児図書資料センター 推薦図書に選ばれた岡村 志満子さんです。
美術館内の書店では先生の絵本も販売されていました。娘が気に入ったのは、『フルーツケーキ いただきます』。特に女の子に人気で、講座終了後、書店に積んであった本はたちまちなくなってしまいました。先生からサインもいただけました!
講座は子どものみ参加なので、その間館内のカフェで仕事。壁にはボローニャ絵本原画展やその他児童書の情報が一杯! 夏は絵本のイベントが目白押しですね。
ノルウェーの作品がボローニャ国際原画展でSpecial mentionに選ばれたのですね。
2階の展示会場で『どうしてぼくはここにいるの?』( “HVORFOR ER JEG HER?” )の絵本も読むことができました。
出典(Kilder):Magikon社のHPより
画家のAkin Duzakinさんのブログで画像をたくさん見ることができますのでぜひ見てみてください。
『むこう岸には』(ほるぷ出版)を思わせるテイストの、哲学的で根源的な問いに満ちた素晴らしい作品です。
他にも『ハエのアストリッド』のマリア・ヨンソンさんの『遠くから来た女の子』(Flickan från långt borta)の原画も展示されていました。
こちらのサイトで本の中身が少し見られます。
出典(Kilder):評論社のHP、Bonnier Carlsen社のHPより
他にデンマークのRasmus Brenghøjの『イブ・マッセンのおはなし』(Historien om Ib Madsen)
(こちらのサイトで中身を見られます)
スウェーデンのKarin Eklundの『なかよくなれるかな』(Fitting in)なども見つけることができました。
Karin Eklundさんはきっと日本にいつか紹介される画家さんでしょうね。こちらの作品などとても素敵で、うっとりさせられます。
出典(Kilder):http://karineklund.com/portfolio-page/curiosity-cabinet/
こちらも素晴らしいです。http://karineklund.com/my-first-orchestra-app-post/
出典(Kilder):
https://itunes.apple.com/gb/app/my-first-orchestra-app-hd/id568583429?mt=8
http://karineklund.com/my-first-orchestra-app-post/
日本にいながらボローニャに行った気分を味わえました。
できあがったしかけ絵本は持ち帰って部屋に飾っています。とても貴重な体験をさせていただきました。ありがとうございました。
今回の展示には入選していませんでしたが、過去にボローニャに入選した北欧の画家さんのうちノルウェーのオイヴィン・トールシェーテルさんは特に素晴らしい画家さんです。邦訳に『なぜイヌの鼻はぬれているの?: ノアの箱舟のふしぎな話』(西村書店)、『穴』(ワールドライブラリー)があり、未訳絵本もたくさんあります。
2014年の9月~フランクフルト・ブック・フェア会場近くの美術館でショーン・タン、しかけ絵本『オセアノ号、海へ! 』が有名なアヌック ボワロベール&ルイ リゴーらの作品とともに展示が行われました。オイヴィンさんは国際的にも評価されている画家さんです。
出典(Kilder):http://www.museumangewandtekunst.de/en/item/id/152
未訳書はたくさんありますが、特にお薦めなのはこちらの作品です。
出典(Kilder):https://www.cappelendamm.no/_barn-og-unge/bildeb%C3%B8ker/vaffelm%C3%B8kk-tore-renberg-9788202408336
http://rosinante-co.dk/historien-om-ib-madsen-id34889
https://books.google.co.jp/books?id=-njkAgAAQBAJ&lpg=PT3&dq=historien%20om%20ib%20madsen&hl=ja&pg=PP1#v=onepage&q=historien%20om%20ib%20madsen&f=false